韓国ドラマはお好きですか?
「韓国ドラマは見たことない。」「今まで韓国ドラマには縁がない」という人に是非ともお勧めしたいのが〈プライムビデオ〉の時代劇『帝王の娘 スベクヒャン』です。
実は、私も韓国ドラマには縁がなく、韓国ドラマといえば、昔の「冬のソナタ」のイメージぐらいしかありませんでした。
ところが先日、仕事が休みの日に(BSテレ東)で放送されていた『帝王の娘 スベクヒャン』を途中から偶然観てしまいました。
途中からなので、それがドラマの初めの頃なのか終盤なのかも分からずでしたが、その10分ほどが、なんだか妙に面白い。
いや、妙になんて話ではなく、次回が気になって気になってしかたがないほど面白いんです。
そこで、〈プライムビデオ〉の中にないか検索したら、なんと、ありました‼️
エピソードは(108話)ですが、1話は約30分です。
ちょっとお試しの約30分なら、割と気楽に観る事ができると思いました。
番組の紹介ページで、ストーリーは三国時代、百済の第24代王 東城(トンソン)王の治世末期からの話だということも分かりました。
そして、このドラマの登場人物と歴史を照らし合わせると、百済から仏教が日本に伝来している頃(という説がある)という事も分かりました。
そこで、先が気になった続きからではなく、第1話から観てみる事にしました。
第1話、強烈な導入です!
静かに蘭に水が注がれる場面が大きく映し出されるところから始まります。
目に力のある女性のアップ。
蘭の葉のアップ。
女性が世話をしながら独り言を言っている。
ゆっくりと蘭と女性とに何度か焦点が変わるうち、もう一人の清楚な女性が戦士のような服を着て蘭の後ろに映し出される。
今まで映っていなかった目に力のある女性の頬に血がついていた。
清楚な女性は剣を持ち、その剣にはベッタリと付いた血。
部屋に倒れる顔が見えない男性からは血が流れている。
初めは静かに、そして激しく言い争う目に力のある妹と、清楚な感じの姉。
最後は、姉が「オムニ!オムニ!」(おかあさん!おかあさん!)と叫ぶ。
ここまでが4分30秒。
そして場面は自然な流れで、姉妹の母親の娘時代へと移る。
この4分30秒が、本当に見事なんです‼️
ここまでだけでも一見の価値があります。
カメラアングル、演出、演技、謎が謎を呼ぶ展開。
いったい、何が起こっているのか、倒れている男性は誰なのか?
生きているのか死んでいるのか?
1話が終わった時には、すぐに続きを観たくなる。
そして、また終わると、すぐに次が観たくなる!
このドラマの主人公は清楚な感じの姉の方ですが、明るくて一生懸命で可愛いんです。
主人公のまわりの登場人物もユーモアがあって面白い。
憎まれ役の人物も、心からは憎めない。
全体的にどの回も、救いの無いドロドロとした話ではなく、観ていて少し元気になるような話に仕上がっている感じがしました。
そして、次が気になる作り方。
結局、まんまと作り手の策にハマったということなんでしょうが、この韓国ドラマは本当に面白かった。
是非是非、お勧めです‼️